2024/10/29 10:00

令和六年 子供の頃好きだった「世界の車窓から」を思い出しながら

今、ラジオからPRINCESS PRINCESS「M」が流れている。1988年秋のリリースだから、ちょうど二十歳の頃の懐かしくほろ苦い記憶が甦る。全くやさしくなく、人に気を配ることも出来なかった当時の自分が上京する時、...

2024/10/22 10:00

令和六年 穴の開いた免許証に5年前の自分を眺めながら

運転免許証の更新をした。数週間前に届いた更新のお知らせには毎回、流れた年月を感じさせられる。ただ、あの長時間かかかる更新手続きにまた行くのかと思うとうんざりする。過去に、渋滞した流れ作業で2時間以上...

2024/10/15 10:00

令和六年 美しい季節に新たな一年のはじまりを迎えた酒場にて

サムライの時代が終わりに向かう江戸で武士たちが反乱、革命を起こして中央政府を作り、都が東の京、東京になった明治の維新と言われた激動の時から100年後に生まれた。新政府の指南役として雇われた外国人などが...

2024/10/08 10:00

令和六年 素数ではないけれど2年目と56年目のはじまりに

日曜日からはじまり、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜日で終わる一週間。西暦を取り入れる前の日本にはなかったこのルールも今では日本中が則っている。西暦だから日曜日を休日、安息日として月曜日から人の...

2024/10/01 10:00

令和六年 銀座起業の物流会社の新社屋の外観を眺めながら

ソフトとハード。コンタクトレンズの話ではなく、中身と外見の話。そんな話をする機会があった。長らく何かとお世話になっている、国際的企業の代表として活躍しながらも、学ぶべきことがあるから、そう言って様...

2024/09/24 10:00

令和六年 暑さ寒さも、を願う秋分の頃に

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものだと思う。早朝や深夜には草むらでコオロギが鳴き、空の色や雲の形、風の向き、そんなことにほんの少しだけの秋、ほんの少しだけ感じているこの頃、お天道様専用の暦でも...

2024/09/17 10:00

令和六年 あと15回の仲秋に徒然と

この散文が更新される9月17日火曜日は仲秋の名月。今は美しい月が見られるかどうかはわからないけれど、見える見えないはさておいて、古来の仲秋節という節目。日本では旧暦の時代に、中国では今でも大切な一日と...

2024/09/10 10:00

令和六年 氷の目を見る目が弱ってきた今改めて

江戸時代に氷を運んだ人たちがいた。金沢から江戸まで。今の距離に換算すると約475㎞、直線距離で約300㎞を。それも、夏のはじまりの7月1日、旧暦の6月1日に。今では氷室の日とされているその日に、当時の加賀藩...

2024/09/03 10:00

令和六年 迷走しながら定まらない台風を前に

最近、人生の岐路、分岐点のようなものを考えることが多くなった。それが、後ろ向きなタラレバ、ではなく、選択肢を考えてみている。それはきっと、多感な年頃を戦時中に迎えた昭和一桁生まれの両親と頻繁に接す...

2024/08/27 10:00

令和六年 サマータイムよりオータムリーブスを聴きたい8月の終わりに

今日の酒場の音を決めた。ケニー・バロンのビアノ、しかもデュオを中心にと決めた。ケニー・バロンとジョルジュ・ロベール、ざわついた今にお似合いのピースから、バイオリニスト、レジーナ・カーターとの実験的...

2024/08/20 10:00

令和六年 笑っちゃうほどに厳しい残暑のなかで

四年に一度の「平和」の祭典が終わり、、ニッポンの年中行事が終わり、夏の全国高校野球大会が終盤を迎え、日常生活に戻りはじめているこの頃、国歌、国旗、日章旗、旭日旗、校歌、校旗など、代表して戦ったもの...

2024/08/13 10:00

令和六年 秋の気配ゼロの立秋を過ぎた東京で

街では蝉が鳴き納めのように大合唱している。自宅のラジオでは夏の全国高校野球の中継をしている。100年目を迎えた甲子園球場で106回目の熱戦の火蓋が落とされた。開会式後の始球式では、江川卓さんが投げたらし...

2024/08/06 10:00

令和六年 真夏の太陽を頭上から浴びながら

最近よく道を訊かれる、これまであまりなかった東京で。特に海外からの観光客に市場はどこ?とか銀座はどっち?とか。しかも、道に迷っている観光客を見かけると進んで声をかける。それは異国の地で体験したこと...

2024/07/30 10:00

令和六年 夏休みの宿題が苦手だったことを思い出す55才の夏に

「薫陶を受ける」という言葉をいただいた。とても美しい言葉をありがたく頂き、感謝した。人徳や品格のある人物から影響を受け人格が磨き上げらるること。感化されること、という意味を持つ。確かに30代初めの鎌...

2024/07/23 10:00

令和六年 セーヌ川を泳ぐパリ市長を見ながら

100年という年月を経て、パリでオリンピックが開催される。前回開催は1924年。1924年のパリ・オリンピックといえば、真っ先に(邦題についてはさておき…)「炎のランナー」を思い出す。その内容は、大英帝国の代表...