2024/05/21 10:00

令和六年 五月の雨がそぼふる夜に

栗岩稔的酒番の流儀なんて、たいそうな書き出しをしてみた。命名してもらって二十五年來、自分の仕事を「酒番」と言っている。酒場のなかで、それぞれの作り手が生み出した良い酒を番頭として預り、一番(と、思っ...

2024/05/14 10:00

令和六年 真夏を前に真冬の札幌を思う

酒場でドラえもんの話しになった。子供の頃はあの漫画が未来の姿だと思っていた。鉄腕アトム、宇宙戦艦ヤマト、銀が鉄道999、ガンダムに至っては、遠い未来の話しで、そんなことは絶対ないでしょ、ぐらいに考えて...

2024/05/07 10:00

令和六年 セントラルパークを思い出す夏を前に

ロンドン、パリからそれぞれに帰国した酒場の主と語り合った。記憶に残る酒って何ですか、と土曜の深夜に訊かれた。だから、日曜の朝から考えた。たくさんありすぎたから年代順に書き出してみた。10代の終わり、...

2024/04/23 10:00

令和六年 青いビニール傘が欲しくなった午後に

若々しい緑が美しく生い茂る、大きな榎の木の下で、ヤクルトおじさんに会った。ヤクルト製品を配達しているおじさん、ではなくて、もうすっかり見ることのなくなった、ヤクルトスワローズの帽子を被ったおじさん...

2024/04/16 10:00

令和六年 足元の小さきモノに目を背けた春に

春霞の空に葉桜が揺れる正午過ぎお腹を満たした大人たちが和やかに行き交い足下にはたくさんの車が無機質に高速で行き交い、それぞれの週末を前にした街で、新緑の葉が生き生きと色濃くしげる歩道脇の植え込みに...

2024/04/09 10:00

令和六年 雨に濡れる夜桜を見上げながら

春雨前線が過ぎていく。日本中が待ち焦がれている桜前線とは別に、春の雨が過ぎていく。少し前なら菜種梅雨、その名の通り菜の花を咲かせる雨。別の名前は催花雨、感嘆の声を挙げさせるソメイヨシノだけでなく、...

2024/04/02 10:00

令和六年 サクラサク春に

もう二年も前のことになる。三十以上年の離れたひとりの男との出会い。その交流から始まった「栗岩稔と人間学」序章からはじめて、会場を移したり、延期したりしながら、二月最後の土曜日に全十二回を終えた。最...

2024/03/26 10:00

令和六年 ハレの日に幾度も立ち会えた旅立ちの春に

我が地元出身のアーティストといえば。まず思い出すのは男性デュオユニット H2O1983年に発表された「想い出がいっぱい」は人気アニメのエンディングテーマだったこともあって大ヒットし、当時、民放各局の歌謡曲...

2024/03/24 10:00

栗岩稔と人間学最終回「誰かに伝えませんか?あなたの伝えたいことを/前編」

最終回を迎えた栗岩稔と人間学。今回のテーマは「誰かに伝えませんか?あなたの伝えたいことを」これまでたくさん、ご参加いただいた、Fさん、YUさん、CUさん、NIさん(登場順)と一緒に栗岩稔がたっぷり語らいまし...

2024/03/24 10:00

栗岩稔と人間学最終回「誰かに伝えませんか?あなたの伝えたいことを/中編」

○これまでとこれからとNI: 今の時代って、例えば栗岩さんが死んじゃったとしても検索できちゃいますよね。栗: 以前Fさんが言っていたけど削除出来ない、消えない、ですからね、ネット上では。だから、いつか気に...

2024/03/24 10:00

栗岩稔と人間学最終回「誰かに伝えませんか?あなたのことを/後編」

○おわりに栗: いやー、ホントさ、今の時代に生きている人たちって、伝えることがたくさんあるよね。だってさ、阪神淡路大震災、サリン事件、アメリカ同時多発テロ、東日本大震災、熊本大地震、西日本豪雨などなど...

2024/03/19 10:00

令和六年 大都会の小さな花が愛おしい今に 栗岩稔

小さな花が美しいと思うようになった。歳を重ねたから、ということもあるのかもしれないけれど、東京に長く暮らすようになったから、ということのほうが、大きな理由だと。故郷の町に暮らした時は歩くことはほと...

2024/03/12 10:00

令和六年 あたりまえではない今に感謝する春に

1980年代から始まり世界を支配したインターネット社会。勝手に決められて投げつけてくる情報が溢れ出るなかで、感情が大きく揺り動かされることを初めて体験した。仕事を終えた深夜の木挽町路地裏。あと一週間で...

2024/03/05 10:00

令和六年 春支度の啓蟄に

原住民の言葉や風習を理解することなく、初めて発見したと宣言した人物の名前が名付けられた世界最高峰の山エベレスト、現地ではチョモランマ(大地の母陣)。世界で初めてその頂を目指す英国の探検隊が着用してい...

2024/02/27 10:00

令和六年うるう年 2月29日を前に

明後日は2月29日「あたしさー、4年にひとつずつしか年取らないのー。」そう言っていた人を思い出す。もちろん、そんなことはあるわけもなく、唯一平等な人間の時間は同じように進むので、悪しからず…。当たり前の...