2023/03/21 10:00
「春分」を迎える。暑さ寒さも彼岸まで、とは良く言ったものだと感じながら、どこかで、喉元過ぎれば熱さを忘れるような生き様に、ついため息が漏れだす季節でもある。 そういえば、二十四節季の中で二回だ...
2023/03/14 10:00
世の中は卒業式シーズンを迎える。この時期になると、ふと思い出す楽曲がある。2才年上のアニキ的な存在だった尾崎豊の「卒業」。 「行儀良く真面目なんて出来やしなかった夜の校舎 窓ガラス壊して回った逆...
2023/03/07 10:00
東京が嫌いだった。多すぎる人、忙しない街、耳障りな雑踏。暗くならない夜空、見つけられない月。香ることのない街路樹、人工的な緑地。四方八方から吹く風、コンクリートの熱。30年前には役割を終えたら帰るつ...
2023/02/28 10:00
人偏に動くで「働」。人偏が追加されたのは明治時代からと比較的新しく、 漢由来の漢字ではなく国字として追加されたことから、「働く」という今に至る概念はこの頃に生まれたのではと思われる。 そも...
2023/02/24 23:03
-己れの経験で掴む「生きたことば」が、自分という人間存在に触れるとき- F:原住民の話の繋がりで、少し人間から離れて、歳を重ねるということを考えてみたら面白いかなと思う。下川さんとSさんに馴...
2023/02/24 23:01
-「歳を重ねること」と、「生きること」は同じではない。わたしたちが奪還しなければいけない「人間」の根源とは。- 栗:下川さんとSさんに逆に聞きたいけれども、歳を重ねたい? 例えば、芥川...
2023/02/24 23:00
-苦悩の経験から生まれ変わる自分。“気づき”を積極的に待つ。「己れの尾を噛む蛇、ウロボロス」- F:Yさんや栗岩さんがおっしゃられたような、苦しい経験、というのは早いほうがいいのでしょう...
2023/02/24 22:58
栗岩稔と人間学〜第一回〜「歳を重ねるって面白いですか? これからを生きる世代の言葉に向き合うことは、先を生きる世代にも来し方行く末を考える時間となる。 なんとなくわかった気になって、立ち止...
2023/02/21 10:00
酒場という場での20年分の傾向と対策。言語化したり、データ化したりすることはなくとも自分の頭の中の「勘ピューター」に蓄積している、はず。それが、デジタル通信以上の高速で神経伝達され、瞬時に作業する手...
2023/02/14 10:00
これもまた、過去に問いかけ振り返る物語、シャツ語り。 海辺の町での酒番の頃、閉店後の酒場のカウンター。いつものラフロイグソーダと共に語らう、いつもの時間。どうしても目がいく、シャツの袖口の少し...
2023/02/07 10:00
立春を迎えた。いつからだろう、この日を大切に思うようになったのは。と、自分自身に問いかけている。 季節の移ろいやその言葉を意識するようになったのは30代前半。仕事で欧米諸国を訪れ、外から見た日本...
2023/01/31 10:00
久しぶりに Bill Evans を聴いている。「Waltz for Debby/Bill Evans Trio」1961年ニューヨーク・マンハッタンの老舗ヴィレッジヴァンガード。今もそこにあるジャズクラブで録音されたこのアルバム。初めて聴い...
2023/01/24 10:00
小学5年生の1月、禁止されていた学区外の長い石段の神社に友だち3人と冒険に行った。257段の石段を登りきり、皆で喜んだ。運動神経抜群の彼は迂回路に回らずに、ひとり石段を降りた。あと少しのところで、彼は足...
2023/01/22 10:15
考えることをやめたとき人間は T:人はなぜ、常識にとらわれるかというと、きっと、それが楽だからなのかも。二分法で正解を選んだほうが安心だし。例えば、結婚式の時にはお祝儀がいくらだとか。好きなよう...
2023/01/22 10:15
二十四節気は、人間が失いつつある「感覚」を取り戻す手がかり F:昔と今の話でいうと、それが失われてはいけないものもあると思いますよね。よく栗岩さんと話しているのが、二十四節気。何かしらの理由で昔...