2022/05/24 10:00

令和四年 昼食をカレースパに決めた朝に

地元の百貨店に勤務をしていた頃店内にある喫茶店で束の間の休憩を過ごしていた時間当時はまだ煙草を喫うことが出来たし、珈琲も美味しかった お気に入りの昼食はサラダと珈琲が付いたカレースパゲティセッ...

2022/05/17 10:00

令和四年 乾くことのない青時雨の頃に

 最近すっかりテレビというものを観なくなった観るとしても報道やドキュメンタリー番組のみその報道すら何かしら抑制や規制を感じられて気持ちが悪い まだメディアの中心にテレビやラジオがあった時代...

2022/05/10 10:00

令和四年 万物が成長していくといわれる小満を前に

立夏を過ぎるとお決まりのように目にし耳にしていた「五月病」最近はあまり見聞きしなくなったような気がする 厚生労働相のホームページによると「五月病」とは新しい環境への適応がうまく行かず心身に不調...

2022/05/03 10:00

令和四年 夏が近づく八十八夜を過ぎて

 先日のWAH! Radioでは「旅とジャズ」をテーマに話をしたニューヨーク・マンハッタンのダウンタウンのジャズクラブハーレムのセントニックスクラブ、ARCクワイアなどなど細かい話しは聴いてもらうことにして...

2022/04/26 10:00

令和四年 木の芽時の時を調べながら

「会わせたい人がいます」「仕事の相談があって」とこのところ、初めての場所に行く機会が多くなった初めて、と言っても東京都内が多いのだが、三十年以上東京に暮らしているので、それなりに土地勘はある趣味の...

2022/04/19 10:00

令和四年 穀雨を迎える頃に

目に青葉山不如帰初鰹清々しい青葉広がる清明を過ぎ、穀物を潤す春の雨が降る頃赤青黄色、彩り豊かなこの季節 「春雨の降りそめしより青柳の糸の緑ぞ色まさりける」という美しい句が新古今和歌集にあり「柳...

2022/04/12 10:00

令和四年 樹の花の前で

鎌倉由比ヶ浜六地蔵の酒場の金曜日何も言わずに目で挨拶を交わしカウンターに立つラカヴーリンの1対1の水割りを作り、短めのコイーバに火をつける灰皿とともに静かに置き、戻りながらのタクシー手配連れ立つ時は...

2022/04/05 10:00

令和四年 やっぱり苦手な春に、寺田寅彦を読みながら

新年度という区切りがはじまったキリスト教の暦では21世紀に入る頃の2000年前後日本の元号では平成の中頃に差し掛かる頃そんな時代に生まれたであろうみなさまとそうでなくても新しい場で区切りがあるみなさまへ&...

2022/03/29 10:00

令和四年 散る桜、やっぱり好きだ、散る桜

散る桜 残る桜も 散る桜江戸時代に町の人々に愛された良寛和尚、その絶世の句河津桜に寒桜、緋寒桜に吉野桜彼岸桜に枝垂桜、染井吉野に八重桜桜といってもたくさんあるそれぞれの記憶に残る桜があるのかもしれ...

2022/03/26 10:00

TALK02:×永野大輔さん(ソニー企業(株)代表取締役社長・チーフブランディングオフィサー) 後編

縁は異なもの。永野さんとはほぼ、同世代。別の場所で生まれ、育ち、人としての研鑽を積み、酒場の縁で知り合った。Bar sowhatでは酒番とお客様という関係からBar Moritaでは永野さんから酒番を任せてもらう関係...

2022/03/25 10:00

TALK02:×永野大輔さん(ソニー企業(株)代表取締役社長・チーフブランディングオフィサー) 前編

縁は異なもの。永野さんとはほぼ、同世代。別の場所で生まれ、育ち、人としての研鑽を積み、酒場の縁で知り合った。bar sowhatでは酒番とお客様という関係からBar Moritaでは永野さんから酒番を任せてもらう関係...

2022/03/22 10:00

令和四年 暑さ寒さも彼岸までを痛感した夜に

栗岩稔的酒場の流儀 その一季節が後戻りしたような早春の夕方20年以上通うガード下のもつ焼き屋に向かう煮込み、カシラ、タン、ハツ、キャベツ漬けにウーロンハイ次の店の旨いビールのためにビールの腹は空けてお...

2022/03/15 10:00

令和四年三月 あの日を前に

自身の酒場を閉めて二年目の春酒場の記憶を残した写真集の出版とその記念展を終えたとても大きな区切りであり、ケジメになった今、ここで、最初で最後に渡邉かをるさんのことを書き残しておきたいたくさん、たく...

2022/03/08 10:00

令和四年 杜松の花が咲く頃に

地階から昇りきらない階段で目覚めた待ち人来たらずの22才の酷い頭痛と嫌な匂いの朝だった酒に逃げて、逃げ切れず、酒にやられて、足元を掬われた話した内容はもちろん店名すら覚えていないが空になったジャック...

2022/03/01 10:00

令和四年 柳の新芽が美しい季節に

子供の頃いろいろな山に入った今は存在しない地元の里山では友人と探検し桑の実を食べた父親の実家の裏山では両親と一面のカタクリの花に感激した父の手にはいつもスコップ、母も何か掘る道具を手にしていた実家...