2024/02/17 10:00


○少しずつでも、の先に

YU: Fさんや僕はやってみたいことについては制約がない分、やりたいことをリストアップする。
そんなところからはじめるのも良いかもしれませんね。僕は今、ルーブル美術館に行きたくて。
先日、日本の美術館で、二ケ像を見たら本物を見たくなったので、行って、見てみたいなって。
CU: 良いですね、それ。ルーブルの二ケ像。
栗: それはすぐにでも行ったほうが良いよ、すぐにでも!自分は高校の時に見たピエタ像を見たり、
他にも興味を持ったものは全部見られたかな。おかげさまで、出張のついでに、だけどね。
例えば来年はサグラダ・ファミリアが完成するから見に行こう、みたいな思い付きでも良いんじゃない。
二人とも家庭がないから行動することにも制約があまりないしね。休暇の問題はあるけど。
CU: でも、二人とも家族無しって惜しいですよね、ホント惜しいなって…。
YU: 何かしら見て触れてないと気付きも生まれないですよね。Fさんだと何かの趣味から、とか。
E: 私の場合、走ることが趣味みたいなものですね。
でもずっと服が好きで歴史や文化を学ぶことが好きだから、パリやミラノのコレクションに行ってみたい、
そんなことを思ったことはありましたね。本場で見て触れたいな、って。
栗: 一般の人はなかなか会場に入れないけど、街全体がコレクション一色で雰囲気がそうだからね。
まずは行ってみたら良いんじゃない?ロンドンのサヴィル・ロウとかも。
F: 良いですね、良いですね。それはありかな、やってみたいことリストで。
行くのは独りで、ですけど…。あれ、誰も否定してくれない…(笑)
栗: 自分は幸い仕事でそういう場面にいられたから良かったけどね。
YU: そうですよね。まずそこはありますよね。仕事かプライベートかって。
NI: でも現地に行ったら、何かしらの縁で、チケットあるよ、みたいなことになるかもしれないですよね。
栗: そうそう。だから、まずは行ってみる、やってみることが良いんじゃない?
こういう場だって話してみたら誰かとつながるかもしれないし。口に出してみることか大切なんじゃない?
帰る時間を決めて、じゃなくて、弛く構えてみても良いと思うけどね。
YU: 時間を決めて帰るときは何かがあるからですか?
F: 予定があるからなんですけどね。だからもう出ないといけないなって感じで帰るんですけど。
何も予定がなくても、このくらいには帰るみたいなところはありますね。
そのあたりを柔軟にすれば良いんでしょうね。ずれるのが嫌だとか完璧主義ではないですけど、
自分なりの時間にあわせて行動しちゃってますね。変化を好まないところもあるのかも、ですね。
ランニングでも10年間全くコースを変えていないんですよ。今日はこっちとか全くなくて10年間ですね。
NI: 逆にそれはアスリートのようなルーティンになっているんじゃないですか。
変えてしまうと自分の変化に気付かないから敢えて変えないとか。
コンディション確認のために同じことをやり続けるってこともありますよね。
栗: ルーティンの人なんだな、Fさんは。そうじゃないと出来ないでしょ。同じ時間に出社とかも。
NI: 私なんか毎日毎日、寄り道、寄り道で違いますけど。
栗: じゃあ、やっぱり来週までに原稿用紙2枚で!
F: いや、ホント書いてみることって大切ですよね。きっと楽しいんでしょうね。

栗: KIさん、こんにちは。忙しいところありがとうごさいます。
今もう結構佳境ですけど、人生の設計図って描いてますか?計画があるかどうかも、ですけど。
KI(40代後半): ない、が一時的な答えですけど、おぼろ気にはありますね。
文脈ではありますけど、アウトプットはなさそうですけど、細い糸で繋がっている感じの。
栗: そういえば以前聞いたことがありましたね。
CU: 話せるようでしたら聞いてみたいですね。
KI: ひとつは子供たちのスポーツ環境、特に技術面で成長にあわせて指導出来る人材が少ないなって、
優秀なのに夢半ばて諦めなきゃいけなかったりする子供が多いんですよ、故障したりして。
そういうことがなくなるようにきちんとした指導者の下で育てる方法とか、
そういうものがあるんじゃないかって思ってますね。
思ってますが、計画して行動してるわけではないんですけどね。
F: そこに興味を持ったきっかけはあったんですか?元々関わりがあった、とか。
KI: いえいえ、ただの一人のファンとしてですけどね。
栗: 忙しく仕事をされているのに別フィールドに計画というか、視点を持った方だなって。
KI: これも前にお話ししたかもしれないですけど、日本の伝統産業の今後とかにも思い入れはありますね。
栗: それも結構話し込みましたよね。奄美大島の話しとか。熱い想いを持った方だなって思いましたね。
YU: 今聞いただけでも充分仕事になりそうですけど、そうじゃなく、ですよね。
CU: さっきの細い糸が繋がっているという言葉がすーっと入ってきていて…。
KI: その計画性ってプロフェッショナルなのかプライベートなのかで違ってくると思うんですよね。
プロフェッショナルじゃないところで、部分的に食い付くところがあって、
関わっているというか、課題があるところに行くっていうことを生き甲斐にしているところがありますね。
だから、アウトプット出来ていなくても、その繋がりは芯のところであるなって。
今振り返ってみてもそう思っていますね。
F: 常にそのアンテナを張っていて情報のなかで気付きがあるってことですか?
KI: そうです、そうです。気にかかることは多いかもしれないですね、わ
YU: やさしいんですね。人が気付かないところに想いを持っているところとか。
栗: 自分の印象は視野の広い方だなって。
KI: あ、そうですか。うれしいですね。そういえば、すみません佳境だったのに遅れてきて、掻き乱して。
みなさんの話しをダイジェストで聞かせてもらっても良いですか。それを楽しみにしていたので。
栗: 掻き乱すどころかちょうど良かったかも。みなさん出しきった感じだったので。

○それぞれの設計図
栗: YUさんは独り身で漠然と計画はないけど、やりたいことが出来たので、
外的要素も取り入れたやりたいことリストを作ってみるのも良いかもって。
Fさんも同じ世代なんですけど、計画してないなって言いながら、結構なルーティンな人で、
仕事中心で計画しすぎちゃって余白がなくて将来の計画が立てられない感じ。
かと言って、直近の予定をきっちり組んで実行する人で、そこから外れるのが苦手な人ですね。
だから10年後の自分を想像してみたら良いんじゃないかなって。
CUさんは、若い頃から学問に使っていたクロッキー帳に年齢順に書き続けているものが残してあって、
俯瞰して物事を見ている感じ。
しかも、外的要素をしっかり入れて書いているので客観的に見られている感じですね。
NIさんは、やりたいことをやって楽しんで、毎日を幸せに生きていて、
子供時代にイメージした自分の姿に近づいている感じですね。
私の印象では、すごくたくさん、色々なことを楽しんでいるなって。
今のところ満足して生きている人だなって思いますね。
NI: このまま楽しんでいけば良いんですかね。まあ、でもタイムリミットというものもあるので、
いずれ後悔する時が来るかもしれないけど。老後の暮らしとか、そう思う時が来るかもしれないなって。
そう思う時はありますけどね。
まあ、人生は一度きり、ですからね。楽しみますね。
栗: そうそう今日のキーワードは「人生は一度きり」でしたね。
ちなみに、自分の若い頃は闇雲に生きてきましたけど、30才から10年後の40才、40才の時に50才、
その時の自分をイメージしてましたっていう話しをしていました。
KI:そのイメージ通りになってますか?
栗: なったかどうかは死ぬ間際に笑っていられるかどうか、でわかるんじゃないですかね。
今は還暦の自分、70才の自分をイメージしているかたりが計画性があるのかもしれないですけど。
変わらないのは違和感を大切にしてましたって感じですね。
KI: なるほど、フィットするかしないか。心地ですね、良いか悪いか。
栗: そう、そこを無理しても良いことはないと思うから。こういう場もそうですけどね。
居心地が良いか悪いかって大切ですからね。そういう場や時間が繋がりを作っていくと思っているので。
こんな感じに辿り着くまでは、だいぶ長く時間がかかっちゃいましたけどね。
KI: 生きてきたこと、生きていくことって、しんどいですか?
栗: そりゃそうですよね。こんな窮屈な世の中。
もちろん、生きたくても生きられない人もいるし、突然の災害とかもあるし。
自分はこれまで、しんどかったですね。今は楽しめそうですけど。
KI: 設計図はありますかっていう問いにはどうですか。みなさん、あるってことですか?
栗: ない人がほとんどでしたけど、CUさんの書き続けていることに、みなさん、自分もですけど、
影響を受けたので、これから書くんじゃないですか、何かしらのカタチで。
自分は忙しい時に無地の手帳に週毎に予定と結果を書いて、併記して見るようにしてましたけど、
それに、嫌気というか違和感を覚えて。今は書きたいことを書く乱文帳にしてますね。
これからは、あと15年分の年齢を書いておこうかなって。

以上

次回2月24日土曜日午後1時からの最終回は、
誰かに伝えたいことで語り合えたら幸いです。
ありがとうございます。
栗岩稔