2023/09/13 10:00

◎愛することと愛されること。

F: 質問なんですけど。愛されキャラっていうか、いじられキャラっていうか、あるじゃないですか。あれって何なんかなって。

栗: 愛されてるって思ってるの?

I: 栗岩さんが一番愛があるじゃないですか。ダメですよ、自分にウソをついちゃ。

F: 自分はずっといじられキャラで来ていて…。

一同: 良いじゃん、それで!

CU: 愛されキャラとしてのFさんはどうなんですか?その辺って。

F: 場合によっては上手く使われているんじゃないかって思う時もありますね。

受け入れちゃうからダメなんでしょうけど。会社でもそうだし。イベントでもそうなんですけど、選抜するときはFに、みたいなこともあるし。F、よろしく!みたいな。

栗: でもさ、前に話してたけど。プレゼンすることが好きで、表彰されたりもしたんでしょ。そこをきちんと見ている人はいるんじゃないのかな。

F: そうですね。良い意味では期待値もあるんですかね。

栗: 今、そのキャラはイヤなの?40才を目前にして。

F: イヤではないですけど。不利だなって思う時はありますよね。

栗: 不利?それは実際に女性を目の前にしたり、そういう時?

F: そうですね。

T: 女性にもいじられるの?

S: それは、これからお付き合いが始まりそうな人でも?

F: そうですね。過去にお付き合いした人もそうでしたね。

TとS: えっ、どうやっていじられるの?

F: この人に言っても怒らないだろうなって思ってるんじゃないですかね。

それが悪い面でもあるなって。威厳を感じさせられていないってことだし。

S: 付き合いたいと思っている人に頼られたいとか?

F: 頼られたいっていうか…、ですね。

T: 理想があるんだね、きっと。

F: 関白になるつもりはないんですけど、ずっと尻に敷かれているんで。

T: それって、才能じゃん!

YU:仕事頼まれるとか話しかけられるって、そういう人だからですよね。頼み難い人は必要ないというか、その場の雰囲気でも。

CU: きっと、尻に敷いている女性も愛がないといじれないですよね。

T: 私もそう思う。だから尻に敷かれる能力っていうのもあると思うな。でもその時に彼女が理解しているかどうかも大事だけど。だから逆に尻に敷かれてあげるよ、みたいな。そんな感じでいったら良いんじゃない?そうすると関係性も変わると思うし。やさしいんだよ、Fさんは。その優しさは能力だよね。でも理想がどこかにあるから悩んでるんだろうけど。

F: 確かにその通りですね。

T: 良いんじゃない、それで。

S: じゃあ始めから尻に敷かれる感じでいけば良いんじゃない?理想は内に秘めておいて、フラットな感じでいけば。

F: えー、出来ないですね。

栗: だからダメなんだよ。

S: 鎧を脱いでいったほうが良いよ。フラットに行って、その時に上手く話しが出来たり、良い感じだったら、次にどうするかを考えれば。

T: 自分がフラットな状態っていうのがわからないんじゃない?

F: そうですね。

T: 僕、尻に敷かれるタイプです、でいけば良いんだよ。

F: 初めから、ですか。

YU: 流れに身を任せるってことですよね。

T: Fさんはそのままで良いのに。やさしいし。自分のことがあまり好きじゃない、とか?

栗: どこか、カッコつけたいんじゃない?

F: それ、あります、あります。

栗: やめれば良いんだよ、そんなこと。男なんか、どうせカッコつかないんたから。

S: いつもの服装で良いんだけど、心はジャージ、みたいな。

YU: Fさんはないんですか、公園のベンチに座ってただ話すとか。

F: 無いですね。

栗: 公園のベンチの場所をGoogle Map で探してベンチマークしておくタイプだよね、きっと。

F: 確かに。そうですね。

(一同笑い)

栗: 道に迷うことが恐いんだよね、きっと。

F: そうです、そうです。以前、神奈川に住んでいる女の人に会う時とかは、

事前にその町に行って、下見したり下調べしたりしてましたね。

T: そういうことをした人と付き合ったり、長く続いた人はいるの?

F: いないですね。

T: 下調べとかデータとかで付き合いだしたら、ずっとそうしなきゃ、になるでしょ。

S: 相手がどうこうの前に自分が疲れるでしょ。

I: 相手は楽してますよね。下調べや準備をしてくれてるから。

YU: 道に迷うことも楽しめたら良いんですよね。僕にもそんなことがありましたね、過去に。

T: そのままで良いんだよ、そのままで。

S: 雑談とかが出来るようになったら良いのにね。

T: 今日何やった、というだけで良いんじゃない?

栗: 今日は何をどうしよう、ではなくてね。

F: 何やったか…。

栗 何もしなかった、でも良いんだよ。あー、今日何もしてない、俺、みたいな。

T: この前、何もしなくて誰とも口聞かなかったんですよー、みたいなね。そしたら、「えー、何それ、面白い」ってなる人もいるよ。

YU: 結局、話しが出来るって双方が興味を持ってるかどうかですからね。持てなかったら近づくべきじゃないし。

T: そのままでいて、興味がある人は寄ってくるよ。えー、何この人、ひと言もしゃべらなかったんだって。

S: そういうことを話せる人と出会って付き合えば良いんじゃない?

T: そんなさ、相手のことも良くわからないのに初めから下調べしないでさ。

S: 片ヒジ張らないでいけば良いじゃない、心はジャージでね。


◎自立した関係性の中に生まれる愛

栗: CUさんみたいに、結婚して同居生活をほとんどしていなくて、でも幸せなわけでしょ。

同居はあわせて3年ぐらいですよね?これも愛のカタチなんですよ。良い話だなって思って。

CU: そうそう、付き合って一週間で転勤でずっと、みたいな。

この前、夏休みで久しぶりに会ったぐらいかな。結婚して14年ですけど。感性も違うし、好きなものは違うし、ですけど。でも愛しているかって聞かれたら、

愛しているんだろうなって、信用しているというか。愛って何だろうなって思いますね。

でもやっぱり愛はあるんですよね。

T: 私は自立だと思うな。

CU: お互いの自立、ですね。

T: 女同士の友情とかもそうだと思うよ。歳を取って自立した者同士で出会ってるからね。

自立した者同士の愛情かな。若い頃に愛を欲する時って、隙間を埋めたいとか、そういう欲求だったけど、そもそも無理だよね、そんなこと。

自立した者同士が愛おしいっていうか、最近そう思うかな。自立したもの同士という前提で、共有したり共存したりすることできるところに愛があるのかな。

F: 依存するのは愛ではないですよね。

S: 望んでいるものを相手からもらおうとしてもダメだしね。

T: 自己犠牲の愛とかいう話もあるけど、それって続かないし。

YU: 自己愛と自立から愛に繋がるってことですかね。


◯栗岩稔と人間学第九回

日時 : 9月30日土曜日午後1時から午後3時

場所 : GOTTA STUDIO KUDANSHITA

住所 : 東京都千代田区九段南2-2-8 松岡九段ビル201

参加費 : ひとり3000円(美味しい珈琲付き)