2023/06/20 10:00
今週末は恒例となった「栗岩稔と人間学」が開催される。
予定されていた六回の最終回、
次回についてはまた改めて。
最後を飾るそのテーマは「幸せってなんですか?」
幸せ…、何をもって幸せというのかわからない。
隣の芝生が青いのも、
隣の客がよく喰う柿も(柿は違うか…。)
青く美しく見えるだけだし、
美味しそうに見えるだけだし、
他者を見る時の自身の嫉みの負の感情で、
それが幸せの価値ではなく、
やはり、自分の中に感じる
前向きな感情であると思う。
そもそも、この企画の準備が始まった頃に
投げかけられた疑問。
もちろん、その答えが見えない世の中だから
この企画が生まれたわけで、
問い直されたことがかえって
良い結果を生むことがあったわけで…。
あの時に書いたブログを読み返してみても、
https://www.kuriiwastyle.com/blog/2022/11/08/100000
やっぱりそうだよな、と思うわけで。
何だろうな幸せって…、ホント、わかりません。
こういう風に考えることが出来る時間があるだけで、
それこそが、幸せなんじゃないのかなと考えたり。
まだまだ先が見えているから考えられるわけだし、
先が見えない状況になったらどうなるかわからないし、
考え方自体が変わるだろうし、
考えることすら出来ないかもしれないし。
そういえば、ウイル·スミスの主演映画
「幸せのかたち-THE PURSUIT OF HAPPYNESS-」というのがあった。
高級医療機器のセールスマンの
クリスの販売実績が上がらす、
妻に見放され、子供を残して家を出て、
家賃も払えず、追い出され、
残された子供と二人ホームレスになり、
どん底の生活に陥る。
だがその後、クリスは
THEアメリカンドリームのような大成功を収めていく。
実話を基にしたこの映画の原題
「THE PURSUIT OF HAPPYNESS」。
決してタイプミスではなく、原題のままの表記。
これはアメリカ合衆国建国の
父トマス·ジェファーソンが記した一文。
直訳すると「幸せの追求」
かたちではなく、得るものでなく、
追求することが幸せ。
物語の舞台となるアメリカでは
「スモール·ビジネス」と呼ばれる、
中小企業がアメリカ経済の九割を占め、
それがバックボーンといわれる。
アメリカに暮らす人々にとっては、
自分の会社を興し、
手に入れる成功の物語を追求することが
幸せな生活であるとされる。
クリスが興した高級医療機器は
HAPPINESS と正しく綴りすら書けない、
移民の経営者にわずかに売れるだけという状況のなかで、
どん底の生活にまで陥っていったある時
トマス·ジェファーソンの言葉に気づく。
そこから一念発起して株の仲買人になり、
大成功していく。
ま、ここでも金銭的なゆとりを基準とした
資本経済ありきの幸せだけど…。
それが、「幸せのかたち-THE PURSUIT OF HAPPYNESS-」
ご興味のある方は一度ご覧いただきたく。
得るものなのか追求し続けることなのか、はたまた…。
「幸せってなんですか?」
あなたの幸せってなんですか?
私は未だにわかりません、
日々考え方、感じ方が変わるので。
わからないことがわからずに
生きている中で、幸せだなって、
思える時間があることが幸せなのかな、
みたいな感じです。
とにかく、今週末に参加いただく
みなさまの話を聞かせていただきたく、
たくさんの大切な言葉をしっかりと受け止めたく、
ありがたく、私の糧とさせていただきます。
答えが出るか出ないかはさておき、
その時間が良い時間になれば幸いです。
答えは出ないでしょ、きっと。
出たらつまらないでしょ、人生は。
あー、こんなこと書きながら、
口ずさんでるなー、またしても。
「幸せーって、なんだっけ、なんだっけ。
ポン酢しょうゆの~♪」
令和五年 ポン酢の酸味と塩味が
うれしい雨の季節に
栗岩稔
追伸、束の間の陽射しに
幸せを感じるこの時季はこの曲を↓