2022/07/19 10:00


幼い頃に見た青い空と青い山の頂

はじめて転んで壊した青い自転車

はじめてのナイキのスニーカーは紺と白

はじめてのグローブはミズノ青カップ

野球部の頃に同級生にもらったアディダスの青いスポーツタオル

弓道部の揃いの紺色ジャージは六文銭の刺繍入り

お金を貯めて買ったリーバイス501はインディゴブルー

ラルフローレンのコレクションで身を持って感じた青の表現

紺色のラシャが貼られたクラシックなビリヤード台

鎌倉の海で波に揉まれて見上げたあまり青くない海と空

小笠原の海の底でこのままここに居たいと思えた濃すぎる青


好きな色は?に必ず答えてきた「群青色」

マイルス・デイビスの名盤カインド・オブ・ブルー

ビル・エヴァンスの名曲ブルー・イン・グリーン

 

そして、私のジン「Kind of Blue

https://www.kuriiwastyle.com/blog/2022/06/07/100000

 

すべてがお気に入りの青い青いお話し

 

今、こうして書いているペンのインクはインクブルー

とにかく明るい青から限りない黒に近い紺までの青を

見てきたし、触れてきたし、身に付けてきたし、好きだ

 

何かの映画のワンシーンで見た紳士のクローゼット

白からサックスブルーへのグラデーションで並ぶドレスシャツ

サックスブルー、ロイヤルブルー、ネイビーブルー、

ミッドナイトブルーと並ぶスーツが美しかった

憧れたものの、儚く遠い夢だと思っていた

海辺の酒場の主の服に、実際にこんな男が目の前にいることに驚き

いつかは自分も、と心に決めた

 

東京の青くない空を見上げながら、色々と想うところがありすぎて、

今の自分がEmotional Blue な気分かも

 

令和四年 青い空に入道雲の大暑の頃に

栗岩稔

 

お知らせ

KURIIWASTYLE -Emotional  Blue- with D by D Syoukei」は

726日火曜日から30日土曜日までGOTTA STUDIO にて

こちらもご覧くださいhttps://www.kuriiwastyle.com/blog/2022/07/11/200951